ご挨拶

株式会社ポジティブチェンジコンサルティング 代表取締役の阿部 真也です。
弊社のホームページをご覧いだきありがとうございます。皆様に対して、サイトを通じてご挨拶できることを大変嬉しく思います。

私はかつて、中小のコンサルティング会社に勤めておりました。そちらではご縁があって、大手製造業のお手伝いをさせて頂いておりました。その当時は主に、企業のあるべき姿を描き、ヒアリングや資料を分析して現状把握し、それらのギャップを抽出し、その原因の探求や対応方針、施策策定といった業務改革の青写真を描いておりました。

しかしあるべき姿を描いたり、現状把握するのは良かったのですが、それらのギャップや問題原因を探究するプロセスは、私にはどこかしっくりきませんでした。なぜならそこに出てくることは、「管理ができていない」「承認プロセスが多重で効率が合悪い」「部長が忙しく承認が滞り、対応が遅れる」など、殆どがネガティブなことばかりだったからです。
これから改革を実現していこうとしているときに、そこから前向きなエネルギーを感じなかったのです。

IT(情報システム)や機械など、一定の条件を与えれば通常同じ結果(成果)を返すようなものに対しては、それがうまく機能しない場合、原因を探りそれを修復することは有効だと思います。しかし人間はそういう訳には行きません。同じ人であっても、時と場合と状況に応じて、出す答えは異なります。人間が関わる問題、例えば「営業部と製造部のコミュニケーションが悪い」というような問題においては、本当の原因というものは非常に複雑で、それを突き止めるには膨大な手間と時間がかかり、あまり現実的ではありません。

例えばある営業マンが、顧客に出すべき見積書作成を忘れたとします。普段ならそのようなことを忘れない人でも、病気で気がかりな家族がいて、うっかりミスをするかもしれません。通常そのようなことは無視され、個人の能力や、チェック体制などの管理面が問題になることが多いと思います。でももしかしたら、ちょっと顔色が悪かったり話を上の空で聞いている同僚や部下がいたら、声をかけたり、気軽に相談できて助け合える環境があれば、そのようなミスは防げるかも知れません。

組織の問題の多くは、このように個人の考え方や人間関係の問題に行き着きます。それを少し違う方向に向けてやるだけで、解決できることも多々あります。しかしそれをITや機械と同じように「モノ」として見てしまうと、問題の原因や解決策が思いもよらぬ方向に行ってしまいます。このような考え方は、悪い状態(マイナス)をゼロにするという考えで、組織の力を大きくプラスにさせることはありません。「何かこれまでと違ったことを成し遂げよう」とか、「今までのやり方を変えよう」とするためには、そこに向かう前向きな力が必要だと思います。

私はこのような過去の経験を通じて、組織がよりプラスの力を発揮できるよう、ポジティブなアプローチで問題解決するようなコンサルティング会社を作りたい、という想いで「ポジティブチェンジコンサルティング」を設立しました。

今後もより多くの皆様と、前向きで笑顔があふれる変革を実現したいと思います。

株式会社ポジティブチェンジコンサルティング
代表取締役