経営管理ビザの事業計画書を、5W2Hの7つの問いで考えるシリーズ。今回は5つ目の問い、When(いつ)です。いつ始めるのか、いつ営業するのか、いつ届けるのか。時間の話は、売上や費用の数字を支える土台です。
Whenは、主に「具体性」と「合理性」にかかわる問いです
開業の時期や営業日・営業時間、納期は主に「具体性」の観点に、開業後の立ち上がりの期間は主に「合理性」の観点にかかわります。
「いつ」は、3つに分けて考える
- 開業までの段取り——事業所の契約、必要な許認可、設備の準備、人の採用を、いつまでに終えるのか
- 営業のリズム——営業する日と時間。1か月に何日、1日に何時間、事業を動かすのか
- 届けるまでの時間——注文を受けてから、商品やサービスをお客さまに届けるまで、どれくらいかかるのか(納期)
どれも、ほかの問いの答えとつながっています。営業日の数は売上の見込みに、納期はお客さまに選ばれる理由や、必要な人手に関わります。
営業日と営業時間は、売上の前提になる
売上の見込みは、「1日にどれだけ売れるか」と「何日営業するか」の組み合わせで決まります。営業日の数が書かれていないと、売上の数字がどこから来たのかが見えなくなります。
足りない書き方——「年間を通じて営業します。」
伝わる書き方——「平日の9時から18時まで営業し、土日と年末年始は休みます。注文を受けてから3営業日以内に発送します。」
休みをどう取るかも、大事な前提です。人手が少ない事業ほど、休みの日の決め方が、そのまま営業日の数に表れます。
開業した月から、計画どおりとは限らない
もう1つ大切なのが、立ち上がりの期間です。事業を始めた最初の月から、計画どおりのお客さまが来るとは限りません。お客さまに知ってもらうまでには、時間がかかります。売上が少しずつ上がっていく期間を見込んでおくと、無理のない計画として読める形になります。
まずは、1年目の段取りを月ごとに書き出してみる
開業までに何を、いつまでに終えるのか。開業してから、いつ計画どおりの営業になるのか。まずは1年目を月ごとに並べて、書き出してみてください。そのうえで、次の点を見直してみます。
- 営業日と営業時間が書かれているか
- 注文から届けるまでの時間(納期)が書かれているか
- 開業した月から、計画どおりの売上になっていないか
次回は、6つ目の問い「How(どのように)」を見ていきます。
本記事は一般的な考え方の紹介であり、個別の審査の結果を保証するものではありません。
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