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経営管理ビザ 2026年10月11日

経営管理ビザの事業計画書④──Who(誰に・誰が):お客さまと、事業を回す体制

経営管理ビザの事業計画書を、5W2Hの7つの問いで考えるシリーズ。今回は3つ目の問い、Whoです。この問いには、2つの意味があります。お客さまは誰になるのか。そして、事業を担うのは誰がなのか、です。

Whoは、主に「具体性」と「実現可能性」にかかわる問いです

お客さま(誰に)は主に「具体性」の観点に、事業を担う人(誰が)は主に「実現可能性」の観点にかかわります。お客さまがはっきりしているか。そして、その計画を実行できる人がそろっているか、です。

「誰に」は、実際に買ってくれる人や会社が思い浮かぶところまで

「幅広いお客さま」と書きたくなるところですが、それでは誰に向けた事業なのかが伝わりません。

足りない書き方——「地域の幅広いお客さまにご利用いただきます。」

伝わる書き方——「事業所のある区と隣の区に住む、共働きの子育て世帯。平日の夕方の掃除と夕食の支度を求める家庭。」

お客さまを絞ることは、ほかのお客さまを断ることではありません。計画の中心に置くお客さまを決めるということです。中心が決まると、値段の付け方や売り方が、そのお客さまに合ったものになります。

「誰が」は、まず基準を押さえる

事業を担う人については、出入国在留管理庁の案内に、次のような基準が示されています。

これらは、出入国在留管理庁が、事業計画書とは別に確かめる基準です。ただ、計画書に書いた人数や担当が、基準の側の資料と食い違っていると、計画そのものが信頼されにくくなります。

体制は、「誰が、何を担当するか」の役割の分担で書く

経営者自身の経験やスキルは、Why(なぜあなたなのか)で書きました。Whoの「誰が」で書くのは、事業を回す体制です。仕入、営業、受注、発送、経理——事業に必要な仕事を、誰が担当するのかを並べます。

足りない書き方——「経営者を中心に、少人数で運営します。」

伝わる書き方——「経営者が営業と契約の窓口を、常勤の従業員(家事代行の仕事の経験3年)がサービスの提供とスタッフの予定の調整を担当する。経理と給与の計算は、会計事務所に委託する。」

担当を並べてみると、誰も担当していない仕事が見つかることがあります。その仕事は、外部に委託するのか、いつごろ人を採用するのかまで書いておくと、計画をこの体制なら実行できるという形で読めるようになります。

まずは、「誰に」と「誰が」を1行ずつ書いてみる

お客さまは誰か。事業を担うのは誰か。まずは、それぞれ1行ずつで書いてみてください。そのうえで、次の点を見直してみます。

次回は、4つ目の問い「Where(どこで)」を見ていきます。

本記事は一般的な考え方の紹介であり、個別の審査の結果を保証するものではありません。

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この記事を書いた人

阿部 真也代表取締役/中小企業診断士

全国の中小企業の経営改善・事業再生を支援。実行段階では、経営者の自発的な力を引き出す独自の「自発型伴走支援」に力を入れている。

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