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業務改善・DX 2026年6月25日

忙しすぎる社長へ①──まず“自分の時間”を1週間記録する

「社長にしかできない仕事」に、社長の時間は使えていますか。

朝から現場に入り、見積もりを確認し、クレームの電話を受け、銀行に提出する試算表に目を通す。気づけば一日が終わり、肝心の「これから会社をどうするか」を考える時間が残っていない——多くの中小企業の社長が、この状態に陥っています。

でも、そこから抜け出す一歩目は、いきなり「効率化」ではありません。まず、自分の時間を記録してみることです。難しいことは何もありません。むしろ、いちばん気軽にできる第一歩です。

「忙しい」は感覚、まず“事実”にする

「とにかく忙しい」——その感覚は本物です。ただ、感覚のままでは手の打ちようがありません。何にどれだけ時間を使っているかが分からなければ、どこを変えればいいかも決められないからです。

だからこそ、まず記録します。忙しさの中身を、感覚から事実に変える。ここが、時間を取り戻す出発点です。

記録のやり方──難しくしない

完璧な記録は要りません。続かなければ意味がないので、ゆるくで大丈夫です。

「9:00-10:00 見積もり確認」「10:00-10:30 電話対応」——この程度で十分です。正確さより、続けて全体像をつかむことが目的です。

記録すると、何が見えるか

一週間分を眺めると、たいてい次のようなことに気づきます。

この気づきそのものが、大きな一歩です。「忙しい」の正体が見えれば、次に何を減らせばいいかが、はっきりしてきます。

まずは今日1日から

まずは今日1日、自分の時間を記録してみてください。30分ごとに、何をしていたかをメモするだけです。たった1日でも、「あれ、こんなに使っていたのか」という発見がきっとあります。

次回(後編)では、この記録を「作業」と「判断」に分けて、社長にしかできない時間を取り戻していく方法をお話しします。まずは一歩、記録から始めてみましょう。

この記事を書いた人

阿部 真也代表取締役/中小企業診断士

全国の中小企業の経営改善・事業再生を支援。実行段階では、経営者の自発的な力を引き出す独自の「自発型伴走支援」に力を入れている。

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